- 電池カバー/拡張スロット
- 拡張通信端子
- 電源端子
- AV出力端子
- カートリッジスロット
- CDドア
- パワーボタン
- パワーランプ
- オープンボタン
- アクセスランプ
- リセットボタン
- コントロール端子
次世代ゲーム機戦争を戦った、
国内最大ヒットゲーム機。
これまでのゲーム機から一歩進んだ32ビットマルチメディアマシン。セガ6番目の家庭用TVゲーム機として開発されたため、太陽系第6惑星から名付けられた。
32ビット RISC CPU「SH2」を2個搭載し、ポリゴンによる3DCGゲームや、大きく表現の向上した2Dゲームなどが登場。映像やオーディオ再生機能といったマルチメディア機能も強化され、日本ビクターからは「Vサターン」、日立からは「ハイサターン」が登場した。
また、アーケードではセガサターンとの互換性を持つ業務用基板「ST-V」も登場し、人気タイトルをスピーディーに家庭用へ移植することができるようになった。
オプションでオンラインプレイにも対応。人気タイトルのネットワーク対戦のほか、マルチプレイRPGなども発売された。
型番 | HST-3210 | |
---|---|---|
CPU | メイン | SH2(28.6MHz、25MIPS)×2 |
サウンド | 68EC000(11.3MHz) | |
メモリ | ワークRAM | 16Mビット |
ビデオRAM | 12Mビット | |
サウンドRAM | 4Mビット | |
CDバッファRAM | 4Mビット | |
IPL ROM | 4ビット | |
バックアップRAM | 256Kビット | |
グラフィック | 解像度 | 320×224ドット他 |
同時発色数 | 1677万色 | |
パレット発色 | 2048/1024色 | |
スプライト | 拡大縮小、回転、変形スプライト | |
スクロール | 最大5面 | |
XYスクロール面 | 4面 | |
回転スクロール面 | 2面 | |
拡大縮小面 | 2面 | |
ウィンドウ面 | 2面 | |
特殊機能 | 横ラインスクロール 縦セルスクロール 拡大縮小 |
|
CG性能 | ポリゴン | 専用ハードウエア搭載 |
特殊機能 | ワイヤーフレーム フラットシェーディング グローシェーディング |
|
サウンド | PCM音源またはFM音源 | 32CH(量子化数16ビット、サンプリング周波数 MAX44.1kHz) オーディオDSP搭載 |
その他 | CDドライブ | インテリジェント倍速CDドライブ |
使用電源 | AC100V±10% 50/60Hz | |
消費電力 | 約15W | |
使用環境 | 温度 5~35度 湿度 20~80%RH(結露なきこと) |
|
外形寸法 | 260mm(W)×230mm(D)×83mm(H) | |
付属品 | 電源コード、ステレオAVケーブル、取扱説明書、コントロールパッド×1、リチウム電池(CR2032) |
8ビットマシンから16ビットマシンへと進化してきた家庭用ゲーム機。その進化はとどまることなく、家庭用ゲーム機は処理スピードや画像処理能力が格段にアップした“次世代機”と呼ばれる32ビットマシンの世界へ突入する。
1994年3月に登場した松下電器「3DO REAL」を皮切りに、94年11月には「セガサターン」、12月にはソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション」、NECホームエレクトロニクス「PC-FX」が発売。そして少し間をおき1996年6月には任天堂「ニンテンドウ64」が発売され、熾烈なシェア争いが繰り広げられた。
これらの現象は「次世代機戦争」とも呼ばれ、ゲーム業界のみならず、広く一般の注目を集めた。
サターンはセガの「セガサターン」以外にも、日本ビクターから「Vサターン」(1994年11月22日発売・44,800円、1996年6月7日発売・20,000円)が、日立からはビデオCDとフォトCD機能が標準装備された「ハイサターン」(1995年4月1日発売・64,800円)が登場した。
後に「ハイサターン」はカーナビ機能を追加した「ゲーム&カーナビ ハイサターン(1995年12月6日発売・150,000円)」として、サターンで唯一小型化が図られた。
セガサターンの外箱は、シンプルながらも金色をベースに高級感をアピール。背面には機能の簡単な説明と、各種周辺機器が紹介されている。
また、環境への影響を配慮し、「セガサターン」「スーパー32X」より、セガから発売されるゲーム機・周辺機器で、これまで梱包に使用されていた発泡スチロールが廃止となった。
メガドライブから始まったゲームソフト同梱の「プラスワンパック」も、『バーチャファイターリミックス』が同梱された「セガサターン百万台キャンペーンボックス」などが発売された。
また、後期において、デザインを変更し低価格化された廉価版、通称「白サターン」(1996年3月22日発売・20,000円)が発売され、それに合わせた白い外箱となった。
下の画像クリックで拡大表示されます。
※パンフレットに記載されている価格・問い合わせ先等は当時のものです。
VIRTUA WORLD - バーチャワールド
32ビットツインRISC-CPUが生むハイスピードな動き、ポリゴン+3DCGによる立体感、PCM32チャンネルの迫力サウンド。
これはもう、超リアルな異次元体験。
最先端のテクノロジーが、ゲームをここまで進化させた。
FANTASIC WORLD - ファンタジックワールド
流れるような動き、目の覚めるような色彩と質感、そして魅惑のキャラクターたち。
スーパーグラフィックワークが描く、新しくも不思議な夢の世界。
ここには、今までになかった楽しさがあふれている。
DRAMATIC WORLD - ドラマティックワールド
冒険、推理、サスペンス…。
プレイヤーが思わずはまりこむ、新感覚のインタラクティブ・ストーリー。
ハイクオリティCG+実写のリアル映像が、新たな感動と興奮を紡ぎ出す。
NEW STANDARD WORLD - ニュースタンダードワールド
驚異の処理スピード、そして進化したグラフィック機能により、親しみのあるゲームが格段にクオリティアップ。
ワクワクするような全く新しいゲームとして生まれ変わった。
(以上、当時のパンフレットより抜粋)