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    メガCD

    メガドライブで大容量ゲームソフトが遊べる
    パワーアップ周辺機器。

    ◆ 発売日:
    1991年12月12日
    ◆ 価格:
    49,800円

    メガドライブ、メガドライブ2に接続することにより、CD-ROMソフトで遊ぶことができる、ハード性能を拡張させる周辺機器。メガCD専用にCPUを搭載することで、画像の回転・拡大・縮小がハードウェア側で処理できるようになった。
    ハード登場時からソフトライセンシーも本格参入し、長編RPGやアドベンチャーゲームも多数登場。大容量を活かした画面描き換えによるアニメーションや動画圧縮技術を用いた作品も登場し、現在では定番となった“オープニングムービー”などの基礎を作り上げた。



    • 音声出力端子
    • ミキシング端子
    • ACアダプタ端子
    • 接続コネクタ
    • ディスクトレイ
    • インジケーションランプ
    • ヘッドホンコード掛け

    型番 HAA-2910
    CPU 68000(12.5MHz)
    メモリ RAM6Mbit(プログラム、ピクチャーデータ、サウンドデータ)
    512Kbit(PCM波形用メモリ)
    128Kbit(CD-ROMデータキャッシュメモリ)
    64Kbit(バックアップメモリ)
    BOOT-ROM1MbitCDゲームBIOS
    CDプレイヤーソフト
    CDG対応
    サウンド回路 PCM音源ステレオ8チャンネル
    サンプリング周波数 最大32KHz
    D/Aコンバータ16bit D/Aコンバータ
    8倍オーバーサンプリングデジタルフィルタ内蔵
    PCMとCDの音をミキシング、またミキシング端子とのミキシングも可能
    音声特性 周波数特性20Hz~20KHz
    信号対雑音比(S/N比)80dB以上(1KHz)(LINE OUT)
    ダイナミックレンジ90dB以上
    バックアップ用
    2次電池
    バックアップ期間 約1ヶ月
    CD-DRIVE UNIT CD直径12cmおよび、8cm
    回転方向反時計方向(読み取り面に対して)
    アクセスタイム最内周より最外周まで最大1.4sec
    1/3ストローク最大 0.8sec
    音声出力 LINE OUT RCAピンジャック×2(L/R)
    音声入力 MIXING ステレオミニジャック
    電源/消費電力 専用ACアダプタ(DC9V 1.2A)/ 10W
    電源/消費電力 専用ACアダプタ(DC9V) / 約13W
    外形寸法 301(W)×212.5(D)×112.5(H) mm
    付属品 ACアダプタ、取扱説明書、ジョイントスチール板、取り付けネジ

    ブート画面で機能アピール

    電源投入時に表示される「ブート画面(起動画面)」はマスターシステムで初登場(カートリッジを装着せずに電源を入れた時はスペースハリアーのBGMが流れる)し、メガCD以降メガCD2、セガサターン、ドリームキャストと継承されていく。

    とりわけメガCDでは大容量のCD-ROMソフトで遊ぶことが出来るだけでなく、画像の回転拡大縮小機能やPCM音源を追加しメガドライブをパワーアップすることができたため、CD-ROMを挿入してもスタートボタンを押すまでは画面内のメガCDロゴが回転するデモを眺めることができる。メガCD2のブート画面はソニックが登場し、そのまわりをメガCD2ロゴが飛び交うものに変更された。

    ちなみに北米ではメガCDではなく「SEGA-CD」という名称で発売された。


    メガCD 外箱

    メガCDの外箱は、メガドライブにあわせて本体写真の背景に格子状に線が引かれ、裏面には機能の紹介とメガドライブとの接続方法が書かれている。

    メガドライブやゲームギアに“プラス1パック”が登場したように、メガCDでもゴールデンアックス、ストリート・オブ・レイジ(海外版『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』)、コラムス、ザ・リベンジ・オブ・シノビ(海外版『ザ・スーパー忍』)が収録されたゲームソフト『SEGA CLASSIC ARCADE COLLECTION』とセットになったタイプも登場した。


    メガドライブとの接続

    メガドライブとメガCDは、付属のジョイントスチール板を取り付けネジで固定して接続する。
    メガドライブにメガCD2を接続したり、逆にメガドライブ2にメガCDを接続することも可能。


    • メガドライブとメガCDの接続図

    • メガドライブ2とメガCD2の接続図
    パンフレットギャラリー

    下の画像クリックで拡大表示されます。

    ※パンフレットに記載されている価格・問い合わせ先等は当時のものです。

    ◆ ゲーム革命。マルチメディア時代に対応。

    メガドライブの高性能はCD-ROMをここまで新化させた。
    未来に完全対応できる新世代ゲームマシンMEGA-CD誕生

    MEGA-CDはメガドライブ専用として開発されたCD-ROMプレーヤーです。
    16bitCPUを初めて搭載し、業務用マシンに迫る高性能で他を圧倒するメガドライブに、時代が生んだ新しい記憶媒体CD-ROMシステムをドッキング。2つのマシンの融合で、家庭用ゲーム機の新しい時代の扉を開く最強のシステムが誕生しました。

    グラフィック、サウンド、16bitCPU すべてがハイレベルとなった最強、最高のCD-ROMプレーヤー

    繊細かつ大迫力、臨場感あふれるステレオサウンド。カラフルで緻密、高品位なグラフィック。今までの常識をくつがえす、驚くほどハイレベルな音質・画質を実現しました。
    幅広く、奥深い情報を記録できる大容量メモリー・CD-ROMが持つ可能性を無限大に引き出せる、ハイクオリティーなゲームマシンです。

    MEGA-CDはゲームマシンというだけでなく、AVシステムとも一体になれる

    映像はTVモニター、音声はオーディオシステムへと、MEGA-CDは拡張機能も豊富。ハイレベルなグラフィックやサウンドも、システムへ接続すれば、その性能や機能をより引き出すことができる。
    音楽用CDプレーヤーとしての実力も、よりハイクオリティーで楽しむことができるのです。


    (以上、当時のパンフレットより抜粋)