おもいでがいっぱい

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みなさんからメールで寄せられた『ガンスターヒーローズ』のおもいでの中から、6通を前川さんに選んでもらい、コメントをつけていただきました。

優秀賞に選ばれたブルーハカイダーさんには、トレジャー開発の最新作、DS『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』+セガダイレクトオリジナル特典セット(キーホルダー、携帯ストラップ、コースター10枚セット)を、特別賞に選ばれた二八蕎麦さんには『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』+セガダイレクトオリジナル特典セット(携帯ストラップ、コースター10枚セット)をプレゼント!(画像をクリックすると優秀賞の拡大写真が見られます)

その他掲載された方にはQUOカード+セガダイレクトオリジナル特典セット(コースター10枚セット)をプレゼント!

※コースター10枚セットの特製缶ケースは前川社長のサイン入りです
『BLEACH DS 蒼天に駆ける運命』+セガダイレクトオリジナル特典セット



ガンスターとの出会いは、あやしいゲーセンでした。

今となっては、記憶が定かでないのですが、たしかにゲームセンターにあったのです。今となってはアーケード版のガンスターなのか?(アーケード版ってあったのでしょうか?) なにせ、この時代のことですから……メガドラ版のゲーセン稼動だったのか?! 今でもすごく気になってるのですが、今回は置いておきます。

そして、友人とよくゲーセンにいって同時2プレイものばかりしていたので、当然プレイしました。2人で……「なんじゃ、こりゃあ! あ、あつすぎるやんけ!」と一気にのめりこみました。

なにせ、適当にプレイしていて面白い!(この頃の我々は、家庭用ゲームはマニュアルをちゃんと読むのですが、アーケードの場合は適当にインストカードを見て適当にプレイしました) そして協力プレイの満足度を熱く感じることができる! そして、ここが重要なのですが……最初から長くプレイできる!(この頃のゲームって……つらいの多かったんですよね) 死んでも納得できるゲーム等の要素が非常に斬新でした。いや熱いが正しい表現かも。

そして、ソフトが出ていることを知って、即買いに行きましたね。友人と折半して! この頃の私は、ほんと極貧でしたので(ソフト1本購入=4、5ヶ月分のお小遣いぐらい)、無理やり友人と折半しました。

今、思えば……この時代って有名メーカーのゲームセンターものソフトばかり購入してた気がしますね。これも時代だったのですね。そして、家で狂ったようにガンスターしまくりでした。撃って撃って撃ちまくり! ちなみに、私個人のお気に入りはスゴロクステージでしたねえ。

あと、他の方は多間接キャラ等に感動されていたと思いますが、個人的には全体的なすちゃらか感&ドタバタ感が好きでした。ドリフやタイムボカンシリーズ的といいましょうか。これに感動しました。これは、その後のトレジャーさんの作品にもいえますよね。

雑な長文の思い出話になりましたが、これからも期待してます!

(ブルーハカイダー)


 前川さんのコメント


まず、「ブルーハカイダー」さんが、ガンスターアーケード版のプレイ経験者だという事に驚きです。

そうです、実はガンスターには「メガプレイ版」というアーケード版が存在するのですが、稼動数的にも稼動期間的にも、知ってる人は結構少ないと思います。しかも、アーケードでプレイしてからメガドラ版を購入してくれたユーザーがいたんだという事を初めて知り、さらに驚きました。

タイムボカンシリーズと言えば、1ステージのボス、ピンク、カイン、コタローが、そのものズバリですが、当然、開発者も意識して作ってますよ。




ガンスターヒーローズと出会ったのは、発売日から数ヶ月ほど過ぎた頃だったでしょうか。ある日の夕方、兄が突然、学校帰りにアクションゲームを買ってきました。

当時、ゲームは兄に誘われてたまーに遊ぶ程度の、普通の女子中学生だった私は、兄が「一生懸命に小遣いを貯めたんだ」と嬉しそうに渡してくるそのパッケージを見ても、「キャラがかわいいアクションゲームだなー…ふーん」程度にしか感じなかったと記憶しています。しかし、その一瞬後。デモ画面を見たときの衝撃と言ったら。「いや、もう、エネミー多すぎだし! 爆発しすぎだし!」…先に叫んだのは兄でした。「1人でクリアできないかも。2コンで入って」…訳も分からないままの強制参加でした。

最初こそ、多すぎるザコとウネウネ動くボスにパニック状態になりましたが、プレイを重ねるうちに、どんどん操作にこなれていくのが、とても気持ちよかったです。ショット方法の選択や武器の組み合わせ方によって、全く違う操作を要求されるところも、ワンパターン化しない面白さを感じさせました。そうして連日、2人協力プレイを1ヶ月程やり続けた結果、気付けば兄もウンザリするほど、毎日毎日「兄ちゃん、ガンスタ遊ぼうよガンスタ!」と催促する、ウザイ妹になっている自分が。

思えばこれをきっかけに、ゲームの世界の面白さにハマって行ったのだと思います。それ以来、トレジャーさんのアクションなどはもちろん、他の色々なジャンルのゲームも、自ら進んで楽しむようになりました。…そして、今はゲーム制作の会社に勤務しています。もしもあの時、このゲームに出会っていなかったら、今の私は、この職場にはいなかったかも知れません。

先日、約10年ぶりに、SEGA AGESのガンスタを兄と一緒に遊びました。ブルーのハラキリが敵弾を叩き落とし、レッドのマシンガンSSがザコを蹴散らす。そして、たまに投げ合いのケンカになったりして。2人とも若干腕は落ちていましたが、それでも息はピッタリで、とても爽快! 何年経っても、この面白さは変わらないんだ! …と、兄妹でうなずきあったのでした。

ガンスターヒーローズを世に送り出して下さった開発者の皆さんには、感謝してもしきれません。ステキなゲームを、本当にありがとうございました。

(二八蕎麦)


 前川さんのコメント


「二八蕎麦」さんは、数少ないトレジャーの女性ユーザーですね。今はゲーム制作会社勤務ですか。是非頑張って下さい。私もゲームが好きでこの業界に入ってきましたが、やはりこの業界に入る人はゲーム好きが多いですね。当たり前と言えば、当たり前ですが。

毎日遊んでもらえてたとは嬉しい限りです。1日1プレイで何度も遊べるようなゲームになっているのであれば、それはそれでゲームの一つの方向性として成功だと思いますので。

それにしても、2人プレイでハラキリレーザーとジョンのマシンガンSS、という選択がやり込んでる証拠ですね。この武器のコンビで息がピッタリなら爽快感バツグンだと思います。そして、意外に攻撃力の高い投げ合いのケンカも必要だったりするかもしれません(笑)




当時ゲームセンターの「ぷよぷよ」に惚れ、そのためにメガドラを購入し、特にゲーム雑誌など買わず情報収集をしていなかったため、お店に行っても、どのゲームが面白そうか、というのがまったく判りませんでした。

そんな折、高校の先輩がメガドラソフトならたくさん持っている、ということで「何か面白いものを貸してください」と頼んだところ、手元に来たソフトが『ガンスターヒーローズ』(と『レンタヒーロー』)でした。

弟との二人プレイで、かなり楽しく遊ばせていただきました。双六ステージでの、サイコロの奪い合いは基本ですね(笑)

この時、先輩が居なければトレジャーゲームに出会うのは、もっと後になっていたでしょうし、本当に感謝しています。

(みれ。)


 前川さんのコメント


「みれ」さんの場合、メガドラソフトをたくさん持ってる先輩というのが重要な鍵ですね。

しかも、メガドライブソフト「なら」たくさん持ってる、という言い回しを考えると、生粋のメガドライバーという感じがします。

その先輩に、感謝しないといけませんね。




ガンスターは自キャラの大きさが丁度良く、画面内で飛び跳ねる動作をしたときにすばやさとキレイさを感じられるものでした。もし大きかったらウザいとか重たく感じたでしょうし、逆に小さいとスライディングや投げをしても爽快感が乏しかったと思われます。

また、このゲームをひとことでいえば“多関節”という印象が強く、ボスクラスの滑らかで速い動きは当時のメガドラソフトには類の無いものだったので、「メガドライブでもこんなことができるのか、また、それ以上にこの開発集団の腕はすごい」というのがガンスターとともにトレジャーに対する最初の印象でした。

それからというもの、「トレジャー」という冠がついたソフトはたいてい購入し、個々それぞれにトレジャーくささを感じると同時に「この会社ならどのソフトを買っても損はしない」とも思えるようになりました。

最後に私個人のささやかな希望ではありますが、「セガの過去の名作ゲームをトレジャーがアレンジしたらこうなる」といった企画ものや、「動きや攻撃がキレイで“人に見せるための”シリアスアクション」を新規に作ってもらえたらと思います。

(サキガケ)


 長谷川さんのコメント


「サキガケ」さんの仰るとおりで、プレイヤーの大きさは、非常に重要です。キャラを立てる為にはプレイヤーキャラは大きい方が良いのですが、アクションゲームとしては、往々にしてキャラが小さい方がゲーム性も確立しやすい。逆に、敵キャラは多間接ボスのように大きくてもゲーム性に問題が出る事は少なく、むしろ迫力が増す分良いのですけれども。とにかく、プレイヤーの大きさは重要です。

あと、「トレジャーくささ」という言葉が気に入りました。「トレジャーらしさ」という言葉を良く聞くのですが、実はピンときていません。しかし、「トレジャーくささ」は言葉は似てるのですが、ちょっとニュアンスが違った感じで、こちらの方が分かる気がします。




二人同時プレイは、兄弟仲良くプレイができ、やっぱり記憶に残っているのは、今でも双六ステージのさいころの奪い合い。特に意味はないのにひたすら奪い合う。「ヒィーヒィー」笑いながら奪い合って、無駄に時間を費やしていたと思います。すばらしいゲームをありがとうございます。

(ハチミツ)


 前川さんのコメント


「ハチミツ」さんもそうですが、2人同時プレイで、スゴロクステージでのサイコロ奪い合いを経験したユーザーは多いみたいですね。目が確定するまでアタリ判定が残っていて、何度でも投げられるという仕様なのですが、こういう何でもアリ的なところもガンスターの醍醐味だと思っています。




私が『ガンスターヒーローズ』と出会ったのはまだ中学生のころでした。

上京していた兄が夏休みや冬休みの間は実家に帰ってくるのですが、その時に『ガンスターヒーローズ』を持って帰ってきたのです。兄に進められてプレイしたのですが、「本当に面白い!」と言うのが素直な感想でした。1面から敵がワラワラ出てきてその敵を倒す爽快感がとても良い!

多関節キャラがウネウネ動いて正直気持ち悪いとも思いましたが今までに見たことのない動きだったので衝撃を受けました。

あと、ボスを倒した瞬間のステージクリアの演出がカッコ良過ぎです! この演出を超えられるゲームってまだ無いんじゃないでしょうか?

友達が来たときもこのゲームは2人で出来るので接待ゲームとしてもかなり重宝しました。2人でやってたほうがかなり熱くなってしまうし、シャチョーレーザーに頼らなくても良くなるのでいろんな種類の武器を使えるチャンスでした(笑)

最後に一言
ありがとうセガ&トレジャー

(はるの)


 前川さんのコメント


「はるの」さんは、1人プレイの時は私と同じシャチョーレーザー派のようですね。アクションのコアユーザーじゃなくとも、チェイサー系で避け専門で半ば強引に進んだり、取りあえず2人でワイワイ遊んだりできるのもガンスターの良い所だと思ってます。

トレジャーのゲームは多人数プレイ可能なものも多いので、接待ゲームとして重宝してるというのは、非常に嬉しいですね。究極の一人ゲームも一つの方向性として非常に重要なのですが、多人数プレイも多くの可能性を持っていると思っていますので。




リプレイコミック「前川さんとガンスターヒーローズ」

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