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Vol.36

06.04.13 更新

2D対戦格闘ゲームの最高峰
『GUILTY GEAR XX SLASH』

先日全国大会が開催され、大いに賑わった2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR XX SLASH』。そのPS2版が本日4月13日発売! それを記念して、アークシステムワークス(株)の石渡太輔ゼネラルディレクターと森利道ディレクターにお話をうかがいました。

『GUILTY GEAR XX SLASH』ゼネラルディレクター

石渡 太輔(いしわたり だいすけ)

『GUILTY GEAR』、『GUILTY GEAR X』、『GUILTY GEAR XX』、『GUILTY GEAR XX #RELOAD』のメインディレクターとして開発に参加。シリーズのキャラクターデザインや作曲も手がけている。


『同』ディレクター

森 利道(もり としみち)

『GUILTY GEAR X』、『GUILTY GEAR XX』にデザイナーとして参加。『GUILTY GEAR #RELOAD』ではビジュアルデザインディレクター、『GUILTY GEAR XX SLASH』ではディレクターとして作品に携わっている。


ギルティギア イグゼクス スラッシュ

家庭用ならではの様々な要素を追加した『GUILTY GEAR』シリーズの集大成!

Q

『GUILTY GEAR』シリーズの簡単な説明と、PS2版『GUILTY GEAR XX SLASH』のポイントを教えていただけますか?


 

[森]
2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR(ギルティギア)』シリーズは、1998年5月に発売されたPS『GUILTY GEAR』を皮切りに、様々な続編が作られています。今回発売されたPS2版『GUILTY GEAR XX SLASH(ギルティギア イグゼクス スラッシュ)』も、これまでのタイトルと同様アニメのような滑らかな動きをするキャラクター、スピード感溢れる動き、手軽に出せて爽快感が味わえる連続技などが再現されています。  

今回の『GUILTY GEAR XX SLASH(以下、SLASH)』につきましては、AC版にはない追加要素として『GUILTY GEAR XX #RELOAD(以下、#RELOAD)』のキャラクターが追加されていることに注目していただきたいです。旧作と新作の違いをじっくりと味わってもらいたいですね。また、『#RELOAD』、『SLASH』、そしてAC版とは異なった技を使用する「EX」キャラクターと、一人のキャラクターに3種類のバージョンがあることでさらなる遊び応えに発展すると思います。様々なキャラクターを使って、ぜひとも長く遊んでいただきたいです。

▲『#RELOAD』とEXのキャラクターは、ある条件をクリアすることでキャラクター選択時に選べるようになる。

▲EXキャラクターは性能が大きく変化しているキャラが多く、まったく違う戦い方が楽しめる。



Q

PS2版『SLASH』で『#RELOAD』のキャラクターを使用できるようにした理由を教えてください。


 

[森]
個人的には、『SLASH』にはこれまでの2D対戦格闘ゲームにないものを取り入れていきたいと考えて取り組みました。その中のアイデアのひとつとして、「キャラクターを選ぶ時に、同じキャラクターでも『SLASH』と前作『#RELOAD』から好きな方を選択できればさらに面白くなるのではないか」と思いました。  

理由としては、前作『#RELOAD』が長期に渡ってユーザーの皆さんに支持していただけたという点があります。加えて、AC版『SLASH』が発売されてから「『#RELOAD』のエディと『SLASH』のカイが戦ったらどっちが強いのか?」という疑問がユーザーの間で話題になっていたのも理由です。だったら、家庭用で実現させてしまおうかと。そのためキャラクターの技の仕様だけでなく、システムも『#RELOAD』を可能な限り忠実に再現しています。かなりマニアックな部分に触れますと、『#RELOAD』にあった「ジャンプ仕込み」なども『#RELOAD』キャラには搭載されています。そのためにシステムプログラムが追加で必要になり、プログラマーは泣いていましたが(笑)。

▲『SLASH』のカイと『#RELOAD』のエディの対決。多くのユーザーがこの戦いが実現することを切望していた。

▲同じキャラクターの同じ技でも、『SLASH』と『#RELOAD』版ではここまで性能が異なっていることも。



Q

キャラクターが選べるユニークな「ヘルプ機能」が搭載されていますが、どのようにして搭載されることになったのでしょうか?


 

[森]
アイデアは僕が考えました。まず思ったことは、『GUILTY GEAR』シリーズはメニューなどが英語ばかりでわかり辛いということです。ならば、『SLASH』ではわかりやすいように「ヘルプ機能」をつけようと。そして、せっかく搭載するのならば普通の「ヘルプ機能」では面白くないと思いました。やはり、ファンサービスとして楽しめるモノを提供したい。そこで、最終的に「プレイヤーが自由に選べる、全キャラクターが説明するヘルプ機能」を入れようと考えました。  

しかし「言うは易し」でした。制作が終わりに近づいた時期には、自分でアイデアを言い出したことを少し後悔してました(笑)。PS2に移植するにあたって、「ヘルプ機能」は最初のうちに制作を開始したのですが、マスターアップ直前まで時間がかかってしまいましたので。

全キャラクターが細かい部分まで説明するので、その文字数はかなり膨大になりました。ぜひとも好きなキャラクターだけでなく、全キャラクターの「ヘルプ機能」を見て楽しんでいただきたいです。ちなみに、個人的なオススメはアバです。できれば彼女の「ヘルプ機能」はすべて「自分で調べろ」といった彼女らしい内容にしたかったのですが、さすがにそれではまずいと思い、一応は説明をしているようなセリフにしました。ですが、アバらしさは残していますので、そのあたりを踏まえて見ていただきたいです。

▲ヘルプのキャラクターは、オプションで自由に選択できる。自分の好きなキャラクターを選びたい。

▲ヘルプの表示は細部に渡る。各項目について、そのキャラクターらしい表現で教えてくれる。



Q

プレイヤーとして気に入っているキャラクターと、絵描きとして描いていて楽しいキャラクターを教えてください。


 

[石渡]
ユーザーにお勧めしたいEXキャラクターは、ポチョムキンですね。彼で決まりです。描くキャラクターとして気に入っているのはメイです。いかに立体から色気を滲み出させるかが楽しいキャラクターです。あとはブリジットも楽しいですね。どうやって「萌え」と「男」を両立させるかで苦心するキャラクターですが、その分描いていて楽しいです。


[森]
僕がお勧めしたいEXキャラクターは聖騎士団ソルです。聖騎士団ソルのEXキャラクターはコンセプトが「できるかぎり初代『GUILTY GEAR』のソルを再現しよう」というもので、そうなるようにかなり頑張ったキャラクターですから。技としては、『GUILTY GEAR』でソルが使っていた「オールガンズブレイジング」がイチオシです。  

描いていて楽しいのはディズィーですね。自分が『GUILTY GEAR X』の制作に携わっていおり、生で石渡さんの手からディズィーが産まれてくる瞬間に立ち会えたので、非常に感慨深いものがあるキャラクターです。そういった意味では、紗夢、ヴェノム、ジョニーも気に入っています。

▲左から、ポチョムキン、メイ、ディズィー、聖騎士団ソル。登場するキャラクターの誰もが個性的なデザインで、ゲームシステムだけでなくこれら魅力的なキャラクターも『GUILTY GEAR』シリーズが多くのユーザーから支持されている理由のひとつ。


Q

最後にメッセージをお願いします。


 

[森]
今後も『GUILTY GEAR』シリーズがユーザーの皆さんのご期待に沿える内容で提供できるよう、頑張りたいと思います。


 

[石渡]
次のステップに進みたいとは考えています。


『GUILTY GEAR XX SLASH』

2006年 4月13日(木)発売¥4,800(税込¥5,040)